岡山大学で総合診療の授業に参加した。
オンライン授業だったけど、光田さんとのロールプレイもあった。
全人的医療という言葉がふと浮かんできた。
ああなるほど全人的医療ってこういうことかと思った。そんな授業だった。
SPは、傾聴や共感や、そして患者の背景を知ってもらうためだけに医学教育に参加しているのではない。
患者役なのだから、当然病気も診て欲しい。
鑑別して欲しい。
こころに寄りすぎるのでもなく、身体に偏るのでもなく、行ったり来たり。あっ、松下先生がいつも言われているあの卵の形をした云々だな。
それを実感出来た授業だった。
川崎医科大学の総合診療科でSPが始まり約30年。
これが総合診療なのかあって、やっとたどり着けた気がする。
本当に総合診療を生きている先生方が現れて
そしてその先生方が総合診療の授業をするのだから
そこに血が通わないはずがない。
幸せな時間だった。