子供の頃、アメリカからやってきた番組が珍しくて面白くて大好きだった。
中でも“ルーシーショー”は特に楽しみだった。
姿は見えないのに、観客だろうか大勢の笑い声がどっと起こるのがすごく印象に残っている。
これが本当にいいタイミングなのだ。
より笑いが盛り上がる。
通販の番組でも、この方法は活用されている。
「へえ~安いい! 」「うわ〜すごいい!」
とか。わざとらしいくらいに観客の声で盛り上げている。
一昨日だか、動物の可愛い映像を集めた番組を録画していたので観てみた。
ゲスト達が口々に言う。
「かわいい~!」「かわいいっ」「もうかわいすぎるーっ!」
もっと、こう、なんか他にないかなあ。
かわいいってのは充分わかるけど、なんかこう盛り上がらないというか。
少々うんざりしてきた。
もうかわいいんだから、それで充分盛り上がってるんだから。
だまって、微笑んで盛り上げるってのもありなんじゃないだろうか。
なんて、大きなお世話でつぶやいている。