朝ドラ“エール”で流れる軍歌はほとんど歌える。
大正9年生まれだった父は軍人だった。
母の父も軍人だった。なのでというのもどうかだけれど、子供の頃から軍歌が当たり前のように親しみのある歌になっていた。
今朝の“エール”で「鐘の鳴る丘」が歌われた。
涙が止まらなくなった。
若干詩があやふやなところはあれど、もちろん歌える歌だ。
でも、この歌が作られた背景は全く知らなかった。
戦争孤児が題材で。なんとか孤児たちに元気をと願う作家と、再び音楽を作ることをあんなにも苦しんだ作曲家が作った歌だったんだ。
背景がある。
その深さは、その重みは計り知れない。
この計り知れなさを、SPがイメージする患者役の背景に吹き込みたい。
心底そう思う。