薬学部でのSP参加型実習。
ロールプレイが終わっての学生の感想。
「薬の話や猫の話やこんがらがってしまった」
SPのフィードバックは
「こんがらがったと言われたけれど、〇〇(患者名)は、私の話を一生懸命聞いて一生懸命考えてくれていると感じて嬉しかったんです」
また違う学生の感想。
「あっち行ったりこっち行ったりして、話をどういう風に持っていったらいいかわからなくなった」
SP「〇〇と一緒にあっち行ったりこっち行ったりしてくれた。話を聞いてもらえて一緒に感じてもらえてるって、本当に嬉しかった」
その学生の再びの感想。
「患者さん〇〇さんに、寄り添えていたと言ってもらえて嬉しかった」
そうだよ。
患者に寄り添うってきっとこういうことなんだよ!
寄り添ってもらったって言葉にはしていないのに、学生はそう感じていた。
学生が自ら“話を聴く”という体験をする。
それこそが、SP冥利に尽きる実習だと思った。