希うこと。

その看護学生は、ロールプレイが終わっての感想でこう言った。

「カルテを読んで。患者さんの気持ちに寄り添って、思っていることをしっかり聴いてあげたいと思った」

 

本当は末期ガンなのに、家族に早期ガンと言われている。そして再び入院した青山さん。

彼女とのロールプレイで、2人の子供が浮かんだ。

「私が言うのもなんだけど、素直に育ってくれて、、」込み上げていた。

 

フィードバックを受けて、最後に彼女の感想だ。

「家族を残して、つらい状況だなと思った」

その言葉にも、ロールプレイの時と同じ気配があった。

私、青山のことをずっと想像し続けてくれていた。想い続けてくれていた。

それがどれほどのものなのか。

それがどれほどの力なのか。

 

それを体験して欲しい。

希う。