気配。

NHKあさイチで、ゲストの女優さんが映った。

その瞬間込み上げた。自分でも、えっ?と感じた。

博多大吉の声が続く。

「7月にお母さまを亡くされたばかりの、、」

ああ、彼女の気配から何か感じるものがあったんだ。

 

その日、県立広島大学看護学科のオンライン演習があった。

ある看護学生が画面に映った瞬間だった。

泣きそうになった。

ロールプレイの間も泣きそうになるのを何度も抑えた。

ロールプレイが終わった途端に、看護学生は堪えきれないように泣き出した。

「余命もあと少しの患者さんのことを想うとつらくて、でもそのことに触れないように。でも、症状は知りたいのにどこまで踏み込んでいいのか」

いつしか泣きじゃくりながら、そしてなんとか感想を言葉にしてくれた。

 

そんな気持ちだったんだね。

よくわかる。

ずっと想ってくれていた。ずっと一緒に感じてくれていた。

それは最初の気配から伝わってきていたよ。