スライサーが教えてくれたこと。

ものすごく久しぶりにスライサーを使ってきゅうりをスライスしていたら、親指までスライスしてしまった。

ものすごい血が溢れた。

この傷はなかなか治らなかった。

やっと絆創膏をはずせた時、大きなかさぶたが傷を被ってくれていた。

 

再びスライサーできゅうりをスライスする。

今度は気をつけていた、、つもりだった。

「あっ」またやってしまった!

と、親指をみると。

あのかさぶただけが切れていた。

指は切れていなかった。

なんと、かさぶたが守ってくれたのだ。

 

人は何度も同じ失敗を繰り返すけれど

その都度、人はきっと何かを得ている。

その何かが、同じ失敗を繰り返した時

きっと守ってくれるのだろう。

 

親指を見つめながら

何を哲学語っているのだろう。