桜の季節。

大阪医科薬科大学看護学科の先生方が

4名、“SP学”研修会に参加してくださった。

これからSP養成講座をするために

私たちが大事にしているSP養成講座の空気感を体験しに来てくださった。

それだけでも嬉しい。

が、先生方の登場は開始時間を少し過ぎていた。

私もこころがバタバタしながら待っていた。

岡山駅西口近くの会場だけど、東口に出てしまったそうだ。

かなり大回りしての到着だった。

 

慌ててはおられるのだろうけど、先生方はグループごとで名刺交換をされ始める。

いやいや、もう始めますよーと声をかける。

そんな始まりとなった。

 

オリエンテーションで、自己紹介とお題に「好きな映画、印象に残っている映画」を振った。

その頃からだろう、先生方のそれぞれのあたたかさを感じられるようになってきた。

 

ふと気づくと「あ~、この先生って、きっとこんな人なんだろうなあ」と感じられて

その人がその人であることが、うんと感じられるようになってきた。

グループごとのロールプレイが終わった後の感想では、お風呂上がりのような清々しさすら感じた。

 

“SP学”

それは、こころが自由に動くということ。

そして、こころが自由に動く自分で、ただ存在するということ。

 

初めて参加してくださった人達から

私は、そのシンプルな答えを実感させてもらった気がする。

 

桜は満開にならないと散り始めないという。

そのあたたかい自然の摂理を

今年も、桜を愛でながら思う。

 

花のように花のように

ただそこに咲くだけで美しくあれ

人は今、人は今

大地を強く踏みしめて

それぞれの花、心に宿す

(中孝介の“花”より)