就実大学薬学部の教育には命が充満している。

3年生の演習の始まりに

須崎先生が話される。

「岡山SP研究会の皆さん、そして、この演習の場をこころ砕いて繋げて下さる毎熊先生をはじめとする先生方、たくさんの人の熱い想いを持って

この演習の場ができています」

「この演習で、こころに刻むもの、そして糧になるものがたくさんあると思います。自分の原点が、ああ~この時間だったと思えるように。祈念しています」

そして、演習の具体的な説明の後に

毎熊先生が言われる。

「まず、そういうことなんだと受け取る!手を離さないように」

すでにもう、場に命が溢れている。

SPがスタンバイする直前に、私は

須崎先生のもとに向かった。

「須崎先生の想いを確かに受け取りました。しっかり受け取ってSPは働きに就いてきます」

それをどうしても伝えたかった。

 

最後にSPを代表して学生に伝える。

泣きそうな気持ちを必死で抑えながら。

「須崎先生のお話に込み上げるものがありました。それは先生の想いが伝わってきたからです」

「ロールプレイの時のあの慌てた感じ。準備してきたものを絶対離さないぞっていう必死さも伝わりました。場面設定すらわからないようなとんちんかんなこともありました」

「でも、ロールプレイが始まる前の一生懸命さが伝わってくるあの緊張感。そして、SPのフィードバックを聞いてくれる時のあの真っ直ぐさ。ロールプレイだけでない、その想いが何より大事なんじゃないかって。皆さんの中にあるその想いこそこれからも大事にして欲しい。それがSPの願いです」

 

毎熊先生

「その人の存在が目の前にあること、それがどれだけ温もりがあることなのか。自分自身、その存在にどんな温もりがあるのか。改めて考えてみて欲しい」

 

就実大学薬学部でのSP参加型演習。

SPとして

熱烈な想いで感謝したいと思う。