今年も4年生の総合診療医学の授業に参加した。
学生たちの希望で、今年もオンラインになった。
それには訳があったのだと思う。
デモンストレーションを、全員が同じ角度で
すごく近くにみることができるからではないか。
光田先生の医療面接から“映像を思い浮かべながら聴く”
そのことを、ありのままに実感したのではないだろうか。そしてそれを望んでいたように思う。
それは、片岡先生の問いかけに応える学生たちの声からも、本気が、そして真剣さが伝わってきたからだ。
そして引き続き岡大医学部にて、1年生の医療面接実習。
今年の希望者は、50人枠を越えたという。
1年生たちからも、本気が、真剣さが伝わってきた。
本物の医療面接実習に立ち会えている。
そんな感動すら感じた。
一人の学生の感想だ。
「医療面接を勘違いしていました。質問を考えて自分が欲しい情報を得るのではなく、相手とのやり取りから聴きたいことをひろっていくことが大事でした」
その感想が、この実習を物語っていた。
総合診療医学で生まれた医療面接実習が、学生たちによって本当に血が通い始めていることを実感した。