おにぎり。

食欲がない時、それは体調が悪いだけでなく

気持ちの部分が大きいことが多かったけど。

その時は必ず、母がおにぎりを握ってくれた。

黙っていても、テレビを観ていても、寝ようとしていても、「おにぎり握ったる」母の声が私を追いかけてくる。

そして、それは本当に美味しかった。

「お母ちゃんの得意料理はおにぎり!」と、豪語するほどだったけど、おにぎりって得意料理のうちに入るんかなあって、こころの中で思ってたのを覚えている。

 

今日もおにぎりを握っていた。急に握りたくなる。

母のおにぎりが一番だった。でも、今自分で自分に握ってあげている。

それってすごい成長だなあって、思うんです。

お盆には、そんなことしみじみ思いたいんです。