共用試験の公的化に向けての模擬患者標準化全国説明会がオンラインで開催された。
オンラインゆえに一方通行の発信になるのは仕方ない。
しかし、つまらない。
全国的に模擬患者の標準化が本当に生まれようとしているのか、鼓動が聞こえてこない。
情熱すら感じられない。
閉会の挨拶はあの先生だ。
「あの、齋藤先生ですか?」とOSCEで参加していた大学で、10数年ぶりの再会だったので思わず声をかけた。
「君は誰だね」振り返りざまのその表情と声が
瞬間、どこぞの殿に見えた。
あの言葉は「無礼者!」だった。
オンライン会議が終わって思う。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きているんだ!」