外に出たら大きな夕陽が見えた。
そのあたたかいオレンジ色に照らされながら
ふっと小さな痛みを感じた。
こころはぐっと抑えたつもりでも身体は素直に反応している。肝臓の辺りなんだろうか鈍い痛みがしばらく続いた。
学生たちの固まった表情は脳裏に焼きついている。
つい熱く伝えた後だった。
「学生たちも気づきはあったようです。これからどう受け取るかです」というような内容だったと思う。ファシリテーターの先生が言われてフィードバックの場は終わった。
終わってしまった。
なんとも言えない想いで看護専門学校を後にする。
こうしてまた私のこころに祈りが宿る。