「愚痴を聞きながら、自分にもこんな気持ちがあるなあと感じるんです」
愚痴を聞くという活動をしているお坊さんがテレビで話していた。
これがほんとの共感なんじゃないかと思った。
こころに残る言葉だった。
朝ドラのおちょやんで
「お前の苦しみなんかわかるはずがない。俺の苦しみもお前にはわからない。だから、芝居で泣いたり笑ったり、それを一緒に感じて、ちょっとでも誰かの気持ちがわかったらええ」
みたいな内容だったと思う。やっぱりこころに残った。
相手が言っていることを理解することは不可能に近い。
それよりも相手が言っていることから気持ちを感じて。
その感じたものから、その人の気持ちを想像すること。
それが共感というものにつながるのだと思う。
“ああ体験“という言葉を思い出した。
そうだ、ああ~って想いがもれる時がある。
それが共感だ。きっと。