人となり。

SPをしていてつくづく思う。

その人となりが感じられた時、空気は変わる。

思わずこころ開いている。

それを癒されると言うのかもしれない。

 

岡山県立大学で「すごくらくちんに呼吸できていました」と、フィードバックを伝えた学生がいる。

本当にその学生はその学生だった。

夢中になって、平井の話を聞いてくれた。

話していると、私自身も平井の生活が見えてきて

それはあたたかい時間だった。

 

SPとしてやはり丁寧に力を入れるのは

その患者としての“人となり”を生み出すことだ。

だから、イメージすることを大事にする。

その時に、映像が浮かばないイメージは

ロールプレイで相手にも伝わろうはずがない。

いくつもの映像を思い浮かべても足りないほど

人にはたくさんの物語がある。

改めて、そしてまた新鮮にそう思う。