ロールプレイで起こったことにフィードバックをかける。
SPとして当たり前のことなのに、何か違和感を感じ始めていた。
オンライン面接が増えたこともあるかもしれない。
ロールプレイする前にスタンバイしている時からその人が見える。
いざロールプレイが始まると、不自然になる学生もいれば、スタンバイしていた時のそのままで
自然にやり取りしてくれる学生もいて。
そして、ロールプレイでどんなにパニクっていようとも、大半の学生がフィードバックを真っ直ぐに真摯な姿勢で聴いてくれるのだ。
ロールプレイは、マニュアル通りに、また正解を求めて事前に用意したものを手放さないようにガチガチになってしまう学生が多い。
でも、それはそれで。
究極、その人の本質が問われているのではないか。
言葉とか、表情とか、それによってこころが動いたことを伝えていることが、時に虚しくなることがあった。
「あなたはあなただよ!」
「あなただったから、私は私でいれたよ!」
「あなたはあなただった?!」
そんな抽象的な言葉が私のこころに溢れてくる。
私はSPとして何がしたいのか、初めて問い直している。