何度も打ち直して、その下書きを何度も読み返して結局消してしまった内容がある。
Believeという音楽をやっと聴けたあの日、SNSの誹謗中傷で死に追いやられた木村花さんのことを知った。
Netflixにテラスハウスがあったので、誹謗中傷のきっかけになったシーンをつい観てしまった。
彼女は感情をぶつけていた。ぶつけられていた彼は
ただごめんと繰り返していた。呆然としているように見えた。そんなに人に感情をぶつけられたことがないのだろう。だからどうしていいのかわからないのだろう。
感情を露にした彼女は、世間から攻撃を受けることになる。
世間は彼を可哀想に思い庇護したのだろうか。
彼女はなぜあそこまで感情を露にしたのか。
想像したのだろうか。
確かにこころ痛かったろう。だけどあそこで、いや時間が経ったとしても「なぜ、僕はそこまで言われなければいけないのか」と、返せなかったのだろうか。
木村花さんこそ、あんなに興奮してしまったことで落ち込んでいただろう。しかし、世間が彼女を落ち込む以上に追い込んでしまった。
このことと、自分が思うことを繋げるのは申し訳なく思って消したんだな。いま、また打ちながら気がついた。でも、つぶやきたいことを抑えたらだめだなあとも、いま思っている。
一方通行はつらい。
感情を出してしまっても何事もなくその場が進んでいくことはつらすぎる。
「あなたはSPに向いていない」
じゃあ、何が向いていないと前田さんは思われるのですか?
返して欲しいといつも思っている。
そこから、きっと何かがはじまる。