ある死を通して感じたこと。

先週のことだ。

岡山の県北を車で走っていた時に

起こったばかりだろう事故に遭遇した。

横たわっていた年配の女性は傍らの人に背中をさすってもらっていた。

その女性が亡くなっていたことを知った。

それを知った時に

なんて辛い不幸な最期だと思ってしまった。

そして、その場に居合わせた私のこころは何を引き寄せたのかと。

しかしそれは違う。

 

倉敷に向かって川沿いを運転していたら、前方の空から光が降り注いでいた。

なんて美しい世界だろうと思った。

その時だった。

死に方は、不幸も何もそのようなものではないのだということに気づいた。

 

すべてはもっと大いなるものの中で起こっている出来事なのだ。

 

私は何かあると、また試されていると思ってしまう。

私の何がいけなかったのかと、とってしまう。

そうではなかった。

 

いま、私が私を生きるというまなざしが

もっと、もっと優しくなければ。

 

大いなるものの中で、本当に私を生きよう。

私は私を愛しながらその私を生きよう。

そして、一人ではないんだなあって思った。

 

帰り道、大きな夕日と降り注ぐ光を見ながら

AIのStoryを繰り返し聴いた。

はっとした。

「キミが私を守るから」

1番は、私がではなくキミだった。

「一人じゃないから

キミが私を守るから

強くなれる もう何も恐くないよ…

時がなだめてく

痛みと共に流れてく

日の光が やさしく照らしてくれる」

 

帰り道。

ただ、ただ泣いた。

本当に一人じゃないんだと。