どれだけの時を経たとしても。

どれくらいぶりだろう。

岡大で行われたがんプロ研修会に参加した。

ステージ4で肺がんが見つかった姉が亡くなって

1年と2ヶ月。私の子宮体がんの手術をしてからもうすぐ1年になろうとしている。

そんな時に、この場でSPをすることになった。

「切り替えることが出来るのがSP」だと、思いつつも、やはりどうかなあという不安もつきまとっていた。

最初が、なんと肺がんの役だった。

告知を受けるまで、同じやり取りが続いた。

4回目のロールプレイで、とうとうその時がきた。

「、、肺がんです」「、、うっ」

「はい!ここまで」ロールプレイは止められた。

感情の表出も当然止められる。

いったん診察室を出て廊下の椅子に座り、しばらく呆然とした。

少しして、涙が流れた。

今なのか、思い出なのか、時間が交錯している。

でも、その涙に温もりを感じたのも確かだし

姉がそばにいる気がしたのも本当だ。

やっぱり切り替えるのは難しいな。