2020-01-01から1年間の記事一覧

夢の中での対話。

感性そのままで感じてくれてる。 あっ、少し考えてしまった。 でも、あっ、また感性に戻ってくれた。 それでいいよ。それでいい。 感性のままに感じてもらえる自然なやわらかさと どういうことか?と考えてしまう瞬間のぎゅっと頑なになる感覚。 私は夢の中…

聴く力。

「準備していた質問が出来なかった」 「用意していた事がかえってこなくて、何を話したらいいかわからなかった」 「提案ができなかった」 「一緒に困るしかできなくて、患者さんをよけいに困らせたと思う」 ロールプレイが終わっての学生たちの感想だ。 一様…

寄り添うということ。

栄養学科での病棟訪問場面のロールプレイ。 ドアを開けて入って来た学生が パソコンに映った患者に声をかけるところから始まる。 忘れられない学生に出逢えた。 その学生が「こんにちは」と声をかけてくれた時 私はまさに病室にいた。 “どうぞ話を聴かせてく…

フィードバックの極意

看護学生とのロールプレイ。 彼女はずっと笑っていた。しどろもどろになりながらも、ひたすら笑っている。 ロールプレイが終わった瞬間、彼女は「やべっ」と声にした。笑いが起こった。 フィードバックで、観察学生たちは“笑顔”のことを伝えた。 「笑顔が良…

正しさを横に置けたら。

「薬は飲みましょう」 「たばこはやめた方がいいです」 「お酒も身体に良くないので減らしましょう」 薬学部の実習では、この言葉をどれほど聞くことだろう。 「わかっていてもやめれんのよねえ」 せめてと思って、弱々しく返した場合も 「そうですよね。わ…

その学生からもらったもの。

ロールプレイの中で、その学生の目はずっと笑っていた。 こんなやり取りもあった。 「父が胃がんで亡くなっています」 「脂質の多い物を食べていませんか?」 「ん?、、まあ冷凍食品を扱ってる会社に勤めているので冷凍食品が多いですけど、、」 「ありがと…

医療安全外部監査委員会って堅苦しい会議に

県外ゆえ、オンラインで初めて参加した。 オンラインをする時の定位置があって 背後のカーテンはしっかり閉めておくというのが 決まりになっている。 SPの時とは違って、資料に目を通しながらなので ほとんど下を向いていた。 ところがふと気づくと、私の背…

「SP学」勉強会 ~第二章~

朝ドラ“エール”で吉岡秀隆が演じる永田医師の台詞がずんと響いた。 「何故?どうして?と、自分の身を振り返っとるうちは希望は持てません。 どん底まで落ちて大地を踏みしめ 共に頑張れる仲間がいて、初めて真の希望は生まれるとです。 その希望こそ、この…

ごまあんかけ、五目あんかけ

何年ぶりだろうという懐かしい私の好きなうどん屋さんに行った。 久しぶりなので、メニューも新鮮だった。 メニューのトップに提示されたごまあんかけがまずは気になった。そしてやっぱりごまあんかけに決めた。 厨房の中が見える。 店主の働く後ろ姿は変わ…

「迷惑をかけてはいけない」

よく使われる言葉だと思う。 実際私もよくこの言葉を使っている。 そうやって育ってきている。 多くの日本人はきっとそうだ。 だけど、それでも私は何か引っかかっている。 迷惑かけて欲しいなんて思うことがある。 信じられる仲間ができたからかもしれない…

鐘の鳴る丘

朝ドラ“エール”で流れる軍歌はほとんど歌える。 大正9年生まれだった父は軍人だった。 母の父も軍人だった。なのでというのもどうかだけれど、子供の頃から軍歌が当たり前のように親しみのある歌になっていた。 今朝の“エール”で「鐘の鳴る丘」が歌われた。…

太い根っこを育てなさい。

20代の時だった。うんとこころが弱っちかった頃 自然食に没頭していた。 その頃、尊敬していた自然食の第一人者のおひとり東城百合子先生に会うことがあって 「太い根っこを育てなさい」と、言われた。 言葉をかけてもらったことで、ただ舞い上がって いただ…

「SP学」はその時その時に、ふと気づくこと。

私の大好きな場所古着屋セカンドストリートに行った時のこと。 ベトナム人だろう若い女性が4名ほど、夢中で古着を物色していた。 1人の女性が両手に古着を抱えて試着室にサンダルを脱ぎ捨てるように入るところを見かけた。 少し呆れた。サンダルが脱ぎ散ら…

久々のわくわく感、いや初めてのわくわく感かも。

SPをする時に私は“神の道具”でありたいと願う。 自分をただ使ってもらいたいのだ。 だからこそ、大切にありのままに自分で在りたいと思う。 昨日、1人ひとりと面接をさせてもらった。 今現在のSPとしての立ち位置を知り、具体的に何を深めていけば良いのか…

遺伝カウンセリングのSPによるロールプレイ演習

年に2回参加している。 今年2月のロールプレイの時だった。 SPのフィードバックが終わるか終わらないうちに 遺伝カウンセラー役の彼女は泣くのを必死で抑えながらいきなり退室した。 それから、山内先生がつきっきりで30分近い時間が過ぎた。結局彼女は戻…

毎熊先生の授業

久しぶりの就実大学。 そして、毎熊先生の薬学部3年生授業に今年も参加できた。 全てが当たり前ではなくなった今 毎熊先生と打ち合わせのために机に着いただけで も、ぐっとくるものがあった。 全体の流れとシナリオについての打ち合わせが終わると、自然に…

気配。

NHKのあさイチで、ゲストの女優さんが映った。 その瞬間込み上げた。自分でも、えっ?と感じた。 博多大吉の声が続く。 「7月にお母さまを亡くされたばかりの、、」 ああ、彼女の気配から何か感じるものがあったんだ。 その日、県立広島大学看護学科のオン…

傍観者になっている。

初めてのクリニックで、年配の女性が 「字が読めんのよ」と、大きな声で訴えていた。 「先生に聞いてください」と、返す受付に 「字が読めん言うとるんよ。書いてくれたらええが」と、声を荒らげた。 診察室から若い男性の看護師が出て来て 症状は良くなって…

忠田正樹先生

NPO法人岡山医師研修支援機構の忠田先生と対談という形で、出会いを頂いた。 質問をして下さる中で、SPのことを本当に知ろうとして下さっているのが充分すぎるほど伝わってきた。 神経内科が専門だったとお聞きして、パーキンソン病症候群だった母の話を聞い…

これこそ、つぶやき。

子供の頃、アメリカからやってきた番組が珍しくて面白くて大好きだった。 中でも“ルーシーショー”は特に楽しみだった。 姿は見えないのに、観客だろうか大勢の笑い声がどっと起こるのがすごく印象に残っている。 これが本当にいいタイミングなのだ。 より笑…

ときめく瞬間。

ユニクロでの出来事。 パジャマを探していた。 スタッフの男性が、そんな私に気づいてくれて声をかけてくれた。 「何かお探しですか?」 「あの、パジャマはどこですか?」 「前開きのものでしょうか?」 「あっ、はい」 「はい!ではっ、行きましょう!」 …

自分に対してのつぶやき。

千秋楽に正代が優勝すれば熊本の力士初となる。 と、聞いた。そりゃあすごいなあと思った。 でも、思っただけで別にテレビを観るつもりもなかった。正代のことすら知らない。 ところが、家に帰ってテレビをつけたら、ちょうど正代の一番だった。正代が勝った…

人と自然と。

人も自然の一部という。 人、しかもそのこころを感じたいという研修の翌日 まったくの自然の中に身を置いた。 その静けさは、研修のことをゆっくりと思い出させてもくれた。 母子保健の場面でのことだ。 20代前半だろう、その保健師のロールプレイをした後…

ある場面。

台車に10個ほどのダンボール箱を積み上げて渡っている男性とすれ違う数名を見ながら左折しようとしたら、ダンボール箱が崩れ落ちて道路に散乱した。いっせいに横断歩道を渡っていた人たちが集まってダンボール箱を台車に戻そうとしている。その様は人々の動…

人間というのは愛すべきもので。

大した話でもないんだけど、子供の頃に聞いて印象に残っている話がある。 警察に捕まった泥棒が紐で繋がれていない片方の手を、大きく振って歩いていたという話。 今もなんか可笑しくて、その泥棒のことをあたたかい気持ちで勝手に想像したりして思い出すこ…

その若者、看護学生につき

「失礼します」と顔を見せた若者は マスクの上の優しい眼差しが印象的で。 でもそれ以上に白地に黒の柄模様の開襟シャツがいなせな兄(あん)ちゃん風で。えっと思ったけど あっ、そうか看護学生なんだと取り直した。 珍しく学生が白衣を着ない演習だったゆえ…

桃太郎線。人間模様。

朝9時頃の電車は微妙に混んでいる。 マスクを忘れたのかハンカチで顔を覆っている人。 カバンを膝の上に乗せて妙に身体を小さくしている人。 荷物を横に置いて距離?を確保してる人。 ただ、本を読んでいる人。 久しぶりに電車に乗ってきょろきょろしながら…

過去があって今があって。今があるから過去が見える。

向き合ってこなかった昔のことがフラッシュバックのごとく映像で浮かんでくる。 その場面場面は、私が見たくなかったことだ。 向き合っていない時、感情は激しく動く。 何かをごまかし、どこかで必死に自分を正当化し。 だから、見破られないように怒ってい…

自分の心に反した行動は相手にも辛さが伝わると感じた。

看護学生の気づきのひとつを、今日ふと思い出す出来事があった。 車で出かけようとしたところ、少し苦手な近所の方が外で掃除をしておられた。車のスピードをゆるめて、あえて窓を開けて挨拶をした。 その瞬間だった。小さくガリッと音がした。 挨拶すること…

もっとみいー(千鳥のノブ風に)

セブンイレブンの“まんままんごー”というスイーツが美味しいと聞いて、3件目のセブンイレブンに寄った。なかなか巡り会えない。 ちょうどスタッフのおばさんがケースからスイーツを棚に並べているところだった。 「まんごーのまんまありますか?」たずねる…